- 投稿日
- 2018年4月26日 (最終更新:2018年4月26日)
- カテゴリ
- 外反母趾
こんにちは、三日月整骨院の町田です。
前回の記事で、開張足のメカニズムをお伝えしました。
いよいよ終盤、今回は外反母趾の詳しいメカニズムについて書いていきます。
母趾が内側に曲がってくるのは、
よくパンプスなどのつま先が細いクツを履いてるからだと思われている方がいます。
でもよくよく話しを聞いていると、スニーカーばかり履いているのに外反母趾、という方もたくさんいます。
どういうことでしょうか?
答えは、「母趾内転筋」という母趾を内側に引っ張っている筋肉にあります。
これが母趾内転筋(右足を足裏から見てる図)
青く印のついている母趾の部分は、
正常な足であれば、正常な範囲で母趾を動かす筋肉として働きます。
でも開張足は前回述べたとおりその手前の中足骨が外側へ広がろうとします。
広がれば広がるほど母趾内転筋の張力は増します。
そうすると必然的に母趾が内側に引っ張られる力が強くなるわけですから、
その分変形が強くなります。
もうおわかりですね、
外反母趾の正体は、
中足骨の外側への広がりなんです。
これを防がないことにはどうにも外反母趾はよくなっていきません。
外反母趾のお客さまに
「自分では何か対策などしてましたか?」
とお聞きすると、
①「足指体操(タオルギャザーや足指グーパー)」
②「母趾ソルボ」
どちらかお答えいただくことが非常に多いです。。。
これ、一見いいように思えるのですが、
みなさんよく考えてみてください。
外反母趾の正体は、中足骨の広がりでしたよね??
この点を考えると今までの①・②の対策法に疑問が出てくるはずです。
次回、この従来の対策法について考察してみましょう。