外反母趾ってなんでなるの? 〜③ 開張足 〜
こんにちは、三日月整骨院の町田です。
前回の記事では扁平足について詳しく書きました。
今回ご説明する「開張足」、
これはほぼほぼ扁平足とセットで起きてきます。
どういうことかというと、
通常”土踏まず”として知られている部分は、
専門的に”縦アーチ”と呼ばれています。
わざわざ”縦”とつけているわけですから、
そう”横”も存在するんです。
実は足の裏には2つ目の土踏まず”横アーチ”があります。
開張足とは足の指が開いて、この横アーチまでつぶれてしまっている状態を言います。
下の写真のように指の付け根あたりにマメや皮が厚くなっている方は開張足の可能性が高いです。
縦と横、両方のアーチがつぶれると
足裏の筋腱が常に引き伸ばされ、
いわゆる”足底筋膜炎”にもなりやすくなってしまします。
さらに先ほどの足の指の間が開いた状態、
そこから母趾が内側に入ってくると・・・、
はい、
きれいな外反母趾の出来上がりです。
ここで大事なのは、
外反母趾は単純に”親指が外側に曲がってるだけ”ではない、ということです!
開張足のせいで、必ずその手前の中足骨という骨が内側に開いてから親指の変形が起こります。
ようやくここまでたどり着きました。
次の記事では、外反母趾について、
その変形のメカニズムや対策について、
考えていきたいと思います。